市川市は学校環境基本計画に基づき、2030年度までに宮田小学校、第一中学校、市川小学校、第二中学校、八幡小学校の順で建て替え工事の設計に着手する予定だ。5校の建て替え費用として、総額約180億円を見込んでいる。
建て替えは原則、整備方針・PPP手法・複合化などの検討を2年、基本・実施設計を2年、解体・建設工事を3年のスケジュールで進める。
宮田小学校は、新田4―8―15ほかに所在。校舎は、延べ床面積5589・58u、1959年の竣工。市内の小中学校で築年数が最も古いことから、計画を2年前倒して進めている。2025年度に設計を完了し、26年度に着工、29年度の供用開始を目指す。
新校舎の延べ床面積は約8000uの想定。普通教室20室、特別教室10室、多目的教室など7室、管理関係室10室以上を確保する。屋内運動場はアクセスしやすい低層階に配置し、外部からの直接の出入り口を設ける。給食室はHACCP方式に沿った自校方式とし、1日あたり600食程度の調理を想定している。プールは建て替えに合わせて廃止する。
宮田小学校建て替え工事基本設計・実施設計業務は、教育施設研究所が26年1月30日までの納期で請け負っている。
ほか4校の概要は次の通り。
〔▽学校名=@住所A延べ床面積B建築年度C設計予定期間D工事予定期間〕
▽第一中学校=@国府台2―7―1A9413・63uB1961年C2027〜28年度D29〜31年度
▽市川小学校=@市川2―32―5A8360・34uB1961年C2028〜29年度D30〜32年度
▽第二中学校=@須和田2―34―1A8301・18uB1961年C2029〜30年度D31〜33年度
▽八幡小学校=@八幡3―24―1A7949・24uB1963年C2030〜31年度D32〜34年度