日本建設業連合会北陸支部(木村淳二支部長)と土木学会関東支部新潟会(深田健会長)は25日、学生らを対象とする「市民現場見学会(新潟地区)」を新潟市北区で開催した。
この日は、新潟大学や長岡技術科学大学、長岡工業高等専門学校の学生のほか、土木学会関東支部新潟会の会員など約80人が参加した。
一行ははじめに、安藤ハザマ・機動建設工業・秋葉建設興業・小菅建設興業JVが施工を担当する「松浜雨水ポンプ場調整池工事」の現場を訪れた。同工事は、新潟市北区松浜みなと地内に築造する雨水ポンプ場調整池(貯留量1万6500立方メートル)の地下構造物工事。現場事務所で行われた座学では、工事概要や地中連続壁を築造するTRD工法などについて、パワーポイントや動画、3D−CADデータを用いた解説に耳を傾け、工事への理解を深めた。また、実際に深さ15メートルの掘削底面に降りて、土留支保工や設置が完了した躯体コンクリートの鉄筋などを見学し、進ちょく状況を確認。その後、朱鷺メッセへ移動し、学生と若手技術者8人がともに昼食を取りながら、コミュニケーションを図った。
午後は西松建設・大豊建設・植木組・池井組JVが担当する「鳥屋野・万代・下所島排水区雨水バイパス管下水道工事」の現場も見学した。