秋田市生活総務課は、明徳地区コミュニティセンターの大規模改修に関し、11月議会での契約承認を目指す建築工事を早ければ来週(10月1日)に公告する。建築工事には外構も含まれる。機械設備と電気設備は建築の契約時期に契約のタイミングを合わせるため、11月上旬または中旬の公告を目指す。
手形住吉町の手形街区公園に隣接する明徳地区コミュニティセンターは、平成4年に建設された鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積944.6u。和室3室(33u、46u、32u)、会議室2室(34u×2、61u)、調理室(29u)、談話コーナー(52u)、多目的ホール(307u)などで構成している。建物の長寿命化や利便性向上のため、大規模改修を行う。
大規模改修のうち、建築工事では外部改修(外壁、屋上防水、サッシ)、内部改修(内装材、エレベーター新設)、外構改修(舗装、駐輪場撤去・新設)を実施。設備では機械設備・電気設備を更新する。工事費は6年度当初予算で2カ年継続費4億983万5,000(6年度1,274万6,000円、7年度3億9,708万9,000円)を設定している。
なお、劣化度調査は第一技術、設計は市建築課、アスベスト事前調査は秋田環境測定センター、構造設計は原田構造設計室が実施した。
同市は、地域の自治活動に使用されるコミュニティセンターの整備を計画的に進めており、昨年度は上北手地区コミュニティセンターを新設。今年度は老朽化が進む楢山地区コミュニティセンターの改修計画検討支援業務をコードアーキテクツ・草階設計JVに委託している。
提供/秋田建設工業新聞社