県は2027年度までに、君津地域と葛南地域の合同庁舎整備事業に着手する。25日の9月定例県議会一般質問で、石川りょう議員(千葉新政策議員団)が合同庁舎の整備に関する質問を行い、熊谷俊人知事が答弁した。熊谷知事は、両地域の合同庁舎整備について「27年度までの事業着手に向けて必要な規模や機能などの精査を行っている」とし、引き続き、合同庁舎の計画的な整備に取り組んでいく方針を示した。君津地域の合同庁舎は現君津合同庁舎、また葛南地域の合同庁舎は消費者センターと葛南土木事務所高瀬分庁舎の大規模改修により整備する。
君津合同庁舎は、木更津市貝渕3―13―34の敷地面積9546uに所在。建物は、RC造4階建て、延べ床面積5783u、1980年の建築。
現在の入居機関(木更津県税事務所、君津地域振興事務所、君津土木事務所、南房総教育事務所、君津農業事務所、木更津港湾事務所)に加え、君津保健所(君津健康福祉センター)の集約を計画している。
君津保健所は、木更津市新田3―4―34にある。敷地は県有地で、面積3333u。建物は、RC造3階一部4階建て、延べ床面積2195u、91年の建築。集約後の土地および建物の利活用については、これから検討する。
また、消費者センターは船橋市高瀬町66―18の敷地面積2904u、高瀬分庁舎は船橋市高瀬町66―17の2095uに所在。建物は、消費者センターがRC造3階建て、延べ床面積2999u、90年の建築、高瀬分庁舎がRC造2階建て、延べ床面積761u、87年の建築。
集約施設は、葛南地域振興事務所(船橋市本町1―3―1フェイス7階)、船橋県税事務所(船橋市湊町2―10―18)、葛南土木事務所(船橋市浜町2―5―1)。
大規模改修においては、老朽化対応や間仕切りの改修などを想定している。現在は、計画施設の入居の実現性について検証を進めている。