公設地方卸売市場再整備事業で鳥取市経済観光部は、施工状況や今後のスケジュールを市議会文教経済委員会に報告。市場施設の余剰地に整備する市場関連施設として、サンマートが運営する物流施設を25年12月以降に同社の投資で施工する計画と説明した。
再整備事業は設計・施工一括(DB)方式で、YAHATAを代表とする企業グループが事業を進めている。
現在、青果棟の施工中で、来年3月末には同棟の施工完了を目指す。また、同年5月中旬に青果棟の事業者の移転を完了し、営業で使用するエリアすべてを供用開始。同月以降に旧水産物棟、旧青果棟の順に解体し、駐車場施設を施工。その後、外構工事などを経て、26年2月中の事業完了(市場関連施設の建設以外)としている。
市場関連施設について、今年7月1日付でYAHATAとサンマートが提案書を提出。提案内容は▽業種は倉庫業(食料品配送拠点・セントラルキッチン)▽事業用定期借地の期間30年間▽敷地2259平方b▽建物規模は鉄骨造2階建て延べ2505・34平方b―などのほか、土地の引き渡し時期として25年12月1日を提示している。
同部では、市場関連施設の建設地を市の行政財産から普通財産へ変更し、再整備事業公募時に提示した事業用定期借地契約案に提案書の内容を加えた契約をYAHATA、サンマートと結ぶこととしている。
日刊建設工業新聞