西条市は、公共下水道事業を管理・更新一体マネジメント方式で民間事業者に委託する「ウォーターPPP(レベル3・5)」の導入を検討している。近く導入可能性についての調査業務を委託し、2025年2月下旬に取りまとめる。
ウォーターPPP(レベル3・5)は、長期契約で維持管理と更新を一体的にマネジメントする民間委託の方式。レベル4のコンセッション方式と違い、事業期間の設定(原則の有無)、公共施設等運営権の設定の有無(そのための議会議決の有無)、利用料金直接収受の有無―の大きく3点で異なるが、同等の効果が期待されている。
市の公共下水道施設は、処理場が西条浄化センター(1日処理能力3万1500立方b)と東予・丹原浄化センター(1日処理能力8500立方b)の2カ所。汚水ポンプ場2カ所、マンホールポンプ場77カ所。雨水ポンプ場が6カ所(建設・増設中を含む)、マンホールポンプ場2カ所。汚水管路489`、雨水管路38b。
市は、調査結果などを基に25年12月まで導入に向けた検討を進め、26年度には事業者の公募を開始し、27年度にも導入する考え。
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建通新聞社