香川県高松土木事務所は、県道円座香南線のうち高松市西山崎町〜岡本町の区間で、交差点の信号をなくして空港アクセスの定時性を高めるための予備設計に着手した。国道32号と琴電琴平線を越える高架橋の平面部分延長730bで、信号を極力減らすために、高架をはじめどのような構造にするのかを検討する。予備設計で最適な道路構造が決まれば、これに基づく詳細設計や必要な地質調査に着手する。
県道円座香南線は高松西インターチェンジから高松空港を結ぶ事業として整備をしている。県道12号三木国分寺線から県道170号岡本香川線までの中間工区(延長2・8`)とその南側、県道45号高松空港線までの香南工区(延長5・9`)で構成し、県を東西に結ぶ高松自動車道と高松空港を接続する。
このうち中間工区は2011年3月に側道を供用し、18年3月に高架区間延長1`を暫定2車線で供用した。香南工区は22年4月に高松市香南町池内の現道との交差点から市道香川綾南線までの延長約1・2`が開通した。ここから南側約1`は、早期の供用開始を目指し、県道三木綾川線と立体交差する高架橋の整備などに取り組んでいる。
中間工区と香南工区の北部は高松環状道路の一部を構成し、香南工区の残りは高松空港連絡道路となる。
予備設計は五星(三豊市)が10月31日の納期でまとめる。
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建通新聞社