日本工業経済新聞社(群馬)
2024/09/20
【群馬】伊勢崎市が(伊)9−530号線で工事計画
伊勢崎市は、国領町から境島村までの延長約1200mで新設を計画している市道(伊)9−530号線の整備事業について、2024年度は2件の工事発注を計画している。月内には分割1号として延長約200mで道路築造工の発注を予定。その後、年内に県道境島村今泉線と交差する部分で分割2号の改良工事の発注を目指している。交差点改良については、県道との交差となるため、関係機関と調整を進め発注時期を判断する。
同事業は南部第3工業団地の東側にある交差点からゆるやかに南東方向へ進み、境島村北公園の南側で県道境島村今泉線と接続するまでの延長約1200mで道路新設を計画。車道幅員9m、両側歩道3・5mの計17mで整備を計画している。設計についてはプロファ設計(伊勢崎市)が作成した。
事業箇所の周辺では新規産業団地の整備が進められるなど開発が進んでいることから、道路の新設による円滑な通行と安全性の向上などが目的となっている。
月内に発注する工事は、事業区間の西端、南部第3工業団地の交差点を起点に東へ195・2m区間で計画。下層路盤から基層までの道路築造工事を実施する。23年度には築造工事に先駆けて工事用道路築造工事を発注しており、神倉(伊勢崎市)が実施した。また、施工区間の東側には南部第3工業団地の調整池があり、今回の工事区間と重なるようにボックスカルバートの排水路が整備されていることから、その布設替えもあわせて発注を予定している。施工内容としては、車道の整備区間と重なる延長87・8mを対象に2m×2mのボックスカルバートで布設替え工事を実施する。
年内をめどに発注する県道境島村線との交差点周辺の改良工事は、これから関係機関と調整を行い、詳細な内容や発注時期を判断するとしている。
24年度の工事が完了すると、道路工が延長約1000m、表層工は全区間となる延長約1200mが残る。25年度も順次、工事発注を進め、同年度中の完成を目指している。