建設新聞社
2024/09/20
【東北・青森】参加表明は10月7日まで/八戸市体育館建替の事業者選定支援プロポ
八戸市は、老朽化により建て替えを計画している市体育館についてPFI事業(BTO方式・一括払い型)での整備を予定しており、事業者選定支援業務を公募型プロポーザルで公告した。
参加表明書提出は10月7日まで、技術提案書提出は同15日までで、同23日に審査委員会を開催し、同29日の審査結果通知、11月5日の契約締結を予定している。
参加資格は、@市の競争入札等参加者資格の建築関係建設コンサルタント業務もしくは土木関係建設コンサルタント業務またはその両方の入札参加資格が認定A2014年度以降に国または地方公共団体が発注する「体育館整備に係るPFI法に基づき実施する民間事業者選定のための発注者支援に関する業務」を元請けとして受注した実績を1件以上有することB国または地方公共団体が発注する事業者選定支援業務を管理技術者または担当技術者として従事した実績を有している一級建築士または技術士(都市および地方計画)を管理技術者として配置できること。
複数の事業者がグループを構成して参加する場合は、構成員は@の参加資格要件を満たし、代表事業者はABの参加資格要件を満たしていることなど。
業務内容は、実施方針案の作成、要求水準書案の作成、市場調査の実施、報告書作成。対象範囲は、設計および建設(新八戸市体育館・既存施設の解体撤去・外構等)、維持管理および運営(長根屋内スケート場を除いた長根公園内の全施設)。
基本計画によると、新体育館は八戸市売市輿遊下3(長根公園内)の現体育館北東側に建設。その北側に駐車場、施設西側にエントランスを設ける。
フロアプランは、3階建てで、1階に25bプール(一般)8コースのほか、柔道場や剣道場、トレーニングルーム、事務室、更衣室などを配置。2階はメーンアリーナ(バスケットボールコート3面)とサブアリーナ(同1面)、会議室、多目的室、多目的スタジオ、器具庫など。3階は観客席(2000席程度)などを設ける。
また、プールエリアには新たに水深の浅い子ども用プールを設け、学校体育の授業などで活用するほか、武道場に師範室や更衣室を設置。1階と2階の間の中2階にはガラス張りの窓を設置し、そこからコースが見下ろせる観覧席を設けるなどとしている。
施設規模と概算建設費は、アリーナ内オフィシャルテーブルおよびチームベンチエリアを1b幅等とした場合、延べ1万7100平方bで124億3000万円。3b幅等とした場合、延べ1万8400平方bで135億9000万円を想定。それ以外の概算事業費では、設計業務に4億5000万円、工事監理業務に1億7000万円、既存施設解体撤去に11億円、外構等整備に10億2000万円を試算している。
今後、引き続き準備を進め、26年度の事業(設計および建設)着手、31年度ごろの供用開始を目指す。
なお、基本計画および事業手法検討調査業務は日本総合研究所が担当。
提供:建設新聞社