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　県教育庁は19日、男鹿地区統合校（仮称）と横手地区統合校（仮称）の統合校設置に関し、９月議会の教育公安委員会で設置場所と開校時期を示した。男鹿地区では、男鹿海洋高等学校の改修と工業科実習棟の増築を行い、男鹿工業高等学校との統合校を11年４月に開校する予定。横手地区では増田高等学校を改修し、同校と平成高等学校、雄物川高等学校を統合して13年４月に開校予定。

　男鹿地区統合校では、男鹿海洋高等学校の校舎を改修するほか、工業科実習棟を増築する。学科の専門性を生かした教育活動の充実や、洋上風力発電などの地域産業に貢献する産業人材の育成に向け、工業科と水産科の枠を超えた特色ある教育活動を実施するため、工業科２学級と水産科２学級の計４学級を設置する。

　横手地区統合校は、増田高等学校の校舎を改修して使用する方針。多様な学びの機会の提供と、秋田の教育資源を生かした魅力ある教育活動を実施するため総合学科４学級、地域農業を支える人材育成に向けて農業科１学級を開設する。

　県高等学校の統合は、全日制過程における学校規模の適正化と望ましい配置を実現するため進めるもの。第七次高等学校総合整備計画に基づき検討を進めてきた。今後は開校までのスケジュールや詳細な整備内容を検討していく。

提供／秋田建設工業新聞社