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北陸工業新聞社
2024/09/19

【石川】珠洲里線藤見橋などで仮橋を/馳知事が通行止め解消へ方針/県議会一般質問

 石川県議会は18日、本会議を再開し、平蔵豊志、岡野定隆志、田中敬人、谷内律夫、堂前利昭、馬場弘勝の6議員が一般質問を行った。
 珠洲市内の橋梁や道路の復旧状況を問う質疑に馳浩知事は「珠洲市内で通行止めとなる損傷を受けた橋梁は県管理道路で1本、市管理道路で10本に及ぶ」と答弁し、このうち県道珠洲里線の若山ダム湖に架かる藤見橋は今週から仮橋工事に着手し、年度内の完成を目指すと述べた。
 同市の宝立地区において通行止めが続く鵜飼川河口付近の3つの橋梁の復旧策として、「鵜飼大橋に仮橋を整備する。現在は市が設置位置の検討を進めており、県は技術的な助言など支援を継続する」とした。
 災害復興住宅のモデルプラン集の進ちょくを問う質問に馳知事は「住み慣れた地域での生活再建は能登ならではの地域コミュニティの再生、維持につながる」と述べ、11日より住宅メーカーなどに対しプランの募集を開始したことを報告した。設計要件として顔の見えるコミュニティ造りや能登らしい景観の形成、地域特性への対応、バリアフリーへの配慮など5つを設定する。
 同プラン集は県内19の住宅関連団体で組織する「いしかわ21世紀住まい作り協議会」において年内に中間報告として代表的な案を示し、年度内には取りまとめるとした。
 復旧に向けた土木技術職員確保の状況を問う質疑に光永祐子総務部長が答え、「4月より全国の各地方公共団体から中長期の応援職員の派遣を受けているほか、技術職の任期付き職員の採用試験をこれまでに2回実施し、合格者は今月より順次任用している」とした。

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