東亞合成(東京都港区西新橋1ノ14ノ1)は、約38億円を投じ、名古屋工場の製造設備を増強する計画を明らかにした。2025年12月の完成と、26年10月の供給開始を目指す。
同社は今回、電気自動車などに使用されるリチウムイオン電池用バインダーの製造設備を増強する。増強計画の詳細は明らかにしていないものの、年間142㌐h時分の蓄電池に相当する生産能力を見込んでいるようだ。
経済産業省は9月6日付で、この増強計画を「供給確保計画」として認定した。最大で約13億円が助成されるという。また8月には、愛知県の産業空洞化対策減税基金における「新あいち創造産業立地補助金(Aタイプ)」にも選ばれている。
名古屋工場の場所は、名古屋市港区昭和町17ノ23。
提供:建通新聞社