日本工業経済新聞社(群馬)
2024/09/18
【群馬】太田市は北部運動公園の再整備へ
太田市は上強戸町地内の北部運動公園(八王子山公園)を新たな観光拠点として再整備する方針を示しており、9月補正予算案で予算計上を行った。再整備内容はドッグラン整備およびサクラの植樹となり、議決後にそれぞれ工事発注を行う。発注方式などは現在も検討が進む。工事費については両工事の工事費を合計し、1億6286万7000円を計上しており、繰越明許費に設定している。
八王子山公園(上強戸町2079−3)は2008年に開園。約19haの規模となり、芝桜などをはじめとする花の名所として知られているほか、園内には野外ステージやランニングコースなども整備されている。
再整備は北関東自動車道太田強戸スマートインターチェンジ付近に位置しているため、交通の便が良く遠方の観光客を呼び込むことがねらいのほか、愛犬家の来園が多いためにドッグラン整備を行うもの。
ドッグランについては公園北側における約7000uの土地に整備を予定している。中大型犬エリアおよび小型犬エリアに分け、水飲み場、手洗い場、ベンチを整備する。工事費には8692万2000円を計上している。
また、植栽はサクラ約250本を公園の北西部や南西部に植え、既存のサクラ50本と合計して約300本のサクラが咲く名所としてのPRを図る。品種についてはジンダイアケボノ、オカメ、エドヒガンなどとする。工事費については7694万5000円を計上した。
工事の設計業務はともに直営で手掛けており、現在、最終調整中だという。
直近の工事では、駐車場として活用されていた箇所7800uに芝生を植え、多目的な広場として整備する工事を行っており、イベント会場や子どもの遊び場などとして広く活用されている。施工はクツカタ(太田市)が手掛けた。