美浜町は、2028年度の開校を目指していた小中一貫校について、2年延期することを8月に開催した町政報告会で示した。資材と人件費の高騰などで総事業費の試算を改める。
現在、基本計画策定を地域計画建築研究所(=アルパック)名古屋事務所(名古屋市中村区)で進めており、計画延長と建設事業費増額などを盛り込み、25年3月23日までにまとめる。
町は、19年度の小中学校再編実施計画に基づき、小中一貫校基本計画を策定。3月町議会で28年度の開校を目指し、日本福祉大学美浜キャンパス(美浜町奥田地内)に整備する方針を打ち出していた。
当初の計画では、開校時の児童生徒数は約1100人を想定。概算の建設費は23年度時点で約60億円。これとは別に、造成に約4億円を見込んでいた。
統合するのは布土小、河和小、野間小、奥田小、上野間小、河和中、野間中の7校。23年度の生徒数は全体で1402人だが、生徒数は減少し続けることが試算されている。
提供:建通新聞社