株式会社東横インホテル企画開発(東京都渋谷区恵比寿4−5−21、黒田麻衣子代表取締役社長)は、計画している潟上市内へのビジネスホテル「東横イン」建設に関し、建設地を潟上市と調整している。ホテルの規模は150室〜200室。「東横イン」はホテル内に飲食店を持たない業態で周辺に飲食店が必要なことから、道の駅てんのう(天王グリーンランド)内を建設地候補としている。具体的な構造などは、建設地確定後に詰める方針。
事業は、潟上市からホテル誘致の話を受け計画したもの。5年7月には同市とホテル立地に関する基本協定を締結。当初は潟上市役所周辺で市有地や民有地を建設予定地としていたが、利便性の観点から道の駅てんのうを候補地として市に検討を求めている。同道の駅は都市公園の中にあるため、建設地決定までのハードルは高く、事業の進捗には時間がかかる見通し。
道の駅てんのう(潟上市天王字江川上谷地109−1ほか)は、公共温泉施設「くららの湯」、てんのうグリーンマーケット、天王スカイタワー、秋田県フットボールセンターなど多様な施設で構成。鞍掛沼公園として都市公園に指定されており、道の駅を含む計画決定面積は20.1ha(実面積19.8ha)。都市公園は都市公園法で建蔽率など様々な整備基準が定められており、ホテル建設が難しい立地となっている。
提供:秋田建設工業新聞社