横浜市は9月17日、「旧上瀬谷通信施設公園(仮称)パークセンター1新築工事」の一般競争入札(総合評価落札方式)を再公告した。当初入札を8月に開札したものの、応札者が辞退して不調になっていた案件。今回は予定価格を6億0400万円引き上げて、52億5000万円と見積もった。WTO政府調達協定の対象で、設計・施工一括発注方式を採用。参加要件は変更しておらず、施工3〜4者と設計1者で構成するJVからの参加を求める。
10日1日まで書類の提出を受け付け、同月24〜28日に入札、11月12日に開札する予定。工期は2026年12月28日までに据え置いた。
当初入札では予定価格を46億4600万円、調査基準価格を34億8450万円(設定率75%)と見積もっていたが、価格面の折り合いが付かなかったことなどを要因に応札した2JVがいずれも辞退。このため再公告に当たり、予定価格を引き上げた。
入札参加資格をみると、施工者は市の有資格者名簿(工事関係)で「建築」に登録があり、建築工事業の特定建設業許可を保有していることなどが条件。JV構成員ごとの経営事項審査総合評定値(建築一式)は▽代表構成員1250点以上▽2位構成員1150点以上▽3〜4位構成員900点以上―となっている。設計者には1級建築士事務所であることなどを求め、設計と施工を兼ねることも可能。
旧上瀬谷通信施設(瀬谷区瀬谷町)の跡地を活用して整備する新たな公園施設として、2棟のパークセンターを建てる。このうち1棟の建築工事が今回の対象。規模は木造(CLT構造)一部鉄筋コンクリート・鉄骨造平屋約3900平方b。
基本設計は梓設計・金子設計JVが手掛けた。
提供:建通新聞社