愛荘町は、町道円城寺安孫子線の岩倉川橋梁「岩倉川橋」(東出字村辻地先)と町道竹原東学校線の岩倉川橋梁「手倉橋」(竹原地先)の町道橋2橋を対象に、既年度発注の橋梁点検結果を基に、現状の損傷劣化の原因や進行状況を把握し、適切な補修(改築)工法を選定、効果的な維持管理を行なうための設計業務を発注する。
担当は、来る10月9日に開札する条件付一般競争入札で決定。履行期限は、来年(令和7年)2月28日までとし、町は早期の工事実施を目指して行く。
「岩倉川橋」は、橋長20b、幅員4・5bで、1973年(昭和48年)に供用が開始され51年が経過する1径間の鋼H桁橋。上部構造形式は鋼H形鋼橋、下部構造形式は逆T式橋台(2基)。乗用車・軽トラック等の通行があるが、交通量は少ない。
2023年度に行なった定期点検で、主桁・横桁に防食機能の劣化及び腐食が確認され、また、アンカーボルトにゆるみが確認され、予防保全の観点から、速やかに補修等を行なう必要があると「健全度U」の判定となっていた。
また、「手倉橋」は、橋長19b、幅員3・3bで、1976年(昭和51年)に供用が開始され48年が経過する1径間の鋼H桁橋。上部構造形式は鋼H形鋼橋、下部構造形式は逆T式橋台(2基)。乗用車・軽トラック等の通行があるが、交通量は少ない。
2023年度に行なった定期点検で、主桁・横桁に腐食が確認され、また、主桁の一部に減肉を伴う腐食が確認され、予防保全の観点から、速やかに補修等を行なう必要があると「健全度U」の判定となっていた。
このため、損傷状況の確認調査等を行なった上で、補修(改築)工法の選定及び設計を行ない、概算工事費の算定までを実施する。
提供:滋賀産業新聞