北陸地方整備局は、新潟市中央区「栗ノ木道路 栗ノ木高架橋上部その1工事」について、年内にWTO(政府調達協定)対象の一般競争入札で公告を目指す構えだ。
概要は鋼3径間連続箱桁の製作・架設一式。工期は約27カ月間。第4四半期の入札を予定している。工事発注規模に10億円以上20億円未満。当初は8月の公告を目指していたが、周辺で進める他工事との調整を図るため、公告時期を後ろ倒しする。
新潟バイパス紫竹山ICから中央区寄居町に至る万代島ルート線の計画区間のうち、栗ノ木バイパス周辺は様々な慢性的な渋滞や事故発生など交通の課題を抱える。通過する交通を立体道路へ、地域に関係ある交通を地表道路に整理し、交通の流れがスムーズで安心・安全な道路を目指す。
新潟国道事務所がまとめた国道7号栗ノ木バイパス周辺の2024年度工事予定によると、立体道路の橋梁上部工事では笹越橋交差点付近の4橋脚間(上下線両側)、鐙交差点付近の6橋脚間(下り線側)の橋梁上部工事に着手し、今後複数年で推進。立体道路の橋脚工事は全84基のうち、工事中の25基に加え新たに7基の工事を行う。これにより完成している16基とあわせ、48基に着手することになる。道路整備工事は道路位置切替えに向け、基盤整備を行う。そのほか、南紫竹IC(出口)整備に向けた準備工事として基盤整備を行うことにしている。