一般社団法人全国建設室内工事業協会の第219回理事会(移動)が12日、芦原温泉のグランディア芳泉で開催され、約70人が参加し、提出議案を慎重審議した。
会議運営は、北陸支部(田中猛雄支部長)が担当した。
冒頭、全室協の横山忠則会長(アオケン)が挨拶。ことし4月から始まる働き方改革への対応を、改めて強調した。「内装工事業は工程の最後の方にあり、1週間や10日ほどの遅れならカバーできても、1か月や2か月となれば、非常に厳しい」と指摘。その上で「躯体が終わった段階で、我々専門工事業者と、元請さん、それに施主さんも交えた3者が集まり、今後の仕上げに入る工程を、いま一度、練り直してほしい」と提案し、その実現を強く求めた。
また、工事業者の見積り、契約に際しても「工期に関しては従来、最重要な項目ではなく、適当な部分もあった。今後は、働き方改革の向上のため、工期には適正な作業員数を入れるなど、仕上げには2カ月や3カ月は必要などと明記し、元請さんにも十分に納得していただき契約をしてほしい。最終的な清算時に、少しでも役に立つのではないか」と呼びかけた。
議案の審議事項は、会員異動(入会・退会)、移動理事会次回(第223回)開催、構造改善事業、2024年度技能検定合格者の記念品など。報告事項は、建専連全国大会、各種事業の実施状況(社員教育、登録基幹技能者)など。北陸支部会員とも率直に意見交換した。このあと懇親会も開催し、抱負を語り、交流を深めあった。