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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/09/13

【群馬】戸倉4工区スノーシェッド整備事業で鉄筋挿入工を10月に公告


県沼田土木事務所は、片品村戸倉地内の戸倉4工区で進めているスノーシェッド整備事業で、下部工整備に向けた鉄筋挿入工を10月に条件付き一般競争入札で公告する。工種はとび・土工・コンクリート工事で、工期は約9カ月を見込んでいる。設計は基礎地盤コンサルタンツ(東京都江東区)が手掛けた。
戸倉4工区は、主要地方道水上片品線の石子根橋北側、路線の西側でスノーシェッドの整備を事業として進めている。2023年度に着工し、スノーシェッド南側から整備を進めている。全体の施工延長は約70m、高さは山側9・2m、谷側2・7mでの整備を計画している。
春の雪解けにより、斜面の残雪が道路上に崩れ落ち、道路を分断するおそれがある箇所で、道路利用者から通行の安全を確保するため、雪崩による被害を防いでほしいとの声が上がっていた。
今回発注するのは、23年度に椎坂建設(沼田市)が鉄筋挿入工を実施した箇所の北側に隣接する山側法面が対象。施工延長約50m、面積440uを対象に、モルタル吹き付け工を施工し、全長4〜5m、直径φ19oの鉄筋を約130本挿入する予定としている。
24年度はこのほか、谷川部分でスノーシェッド下部工の発注を計画している。駆体工として延長11・6m、高さ2m、コンクリートボリューム141・8立方mで整備し、基礎部分に深礎杭工として全長9・2m、直径φ2mの杭を打ち込む。施工状況によるが、発注は12月を見込む。
スノーシェッド整備事業では、施工期間中は片側通行止めとなるため、山側と谷側に分割して交互に整備を進める予定で、施工延長はおおむね同程度で整備を進める方針。
23年度は椎坂建設が受注し、掘削した法面へのグラウンドアンカー5本を施工し、鉄筋挿入工を90本整備した。