県大津土木事務所は、計画している大津信楽線堂工区単独道路改築事業について、近く住民説明会を開催し、整備ルート案の協議等を行う方針だ。
提案するルート案は、都市計画道路拡幅案を含む3案を予定。地元の意見を反映しながら事業を進めていく。
その後のスケジュールは、現地測量を今年度内に実施する考え。25年度(令和7年度)に予備設計、26年度(令和8年度)に用地測量、27年度(令和9年度)に用地買収し、計画的に事業費を予算化し推進していく。
同事業は、大津市神領3丁目(神領交点)から甲賀市信楽町牧(牧交点)に至る主要地方道・大津信楽路線内の堂町(大戸川・堂村橋付近)から北西延長約2・5q区間を対象とした、既存道路幅員の狭隘解消を図るもの。整備ルート案が決定し次第、必要な工事発注に向けた手続きを展開していく。なお、「滋賀県道路整備アクションプログラム2023」における「拠点間ネットワーク整備事業」に同事業は掲げられており、重点的に整備すると示されている。
大津信楽線単独道路改築用地調査業務はレクサス(長浜市)に委託済み。32・7fの用地実測図原図等の作成や土地登記記録調査及び公図等の転写は完了している。
大津信楽線は、過年度に大戸川ダム建設に伴う付替県道が完成・開通し、大津市と甲賀市を結ぶ重要な幹線道路として多くの県民が利用している。
提供:滋賀産業新聞