東北地方整備局は11日、国道121号湯野上4号トンネル工事の総合評価(WTO・技術提案評価型S型)一般競争を公告した。経審・一般土木1200点以上の一般土木資格登録者で構成された特定建設工事共同企業体か単体企業が対象。段階的選抜方式(簡易確認型)の適用工事で、申請期限は1次審査10月1日、2次審査11月29日。開札2025年2月12日。
実績要件は単体、JV代表が@内空断面積(代表値の覆工後内空面積)55u以上A施工延長800m以上−のNATM工法によるトンネル工事の元請施工(09年度以降)。JV構成員は@のみ満たせばよい。若手技術者配置促進方式、完全週休2日(土日)、建設キャリアアップシステム義務化モデル、労務費見積もり尊重宣言促進モデルの試行対象。
1次審査で企業と配置予定技術者の能力を評価して入札参加者を絞り込み、2次審査で施工体制、賃上げ実施状況、技術提案と価格を総合評価する。
4号トンネルは、国道121号湯野上バイパス事業区間内にNATM工法により建設する延長932mの山岳トンネル。発注者指定の余裕期間設定工事で、着工余裕期間は25年3月31日まで。工期27年1月20日。下郷町白岩〜中妻地内。発注者指定型のBIM/CIM活用、コンクリート構造物品質確保対策試行工事。概算工事規模約30〜50億円。
(提供:福島建設工業新聞社)