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建通新聞社
2024/09/11

【大阪】府・市 夢洲2期開発提案の募集開始

 大阪都市計画局は、夢洲第2期区域マスタープランの策定に向けた民間提案の募集を開始した。大阪・関西万博開催後の“跡地”となる夢洲中央部の約50f(大阪ヘルスケアパビリオンの一部を除く)を対象に、大阪府・市が行うマスタープランの策定に向け、まちのプランニングやデザイン、実現性に関する項目について提案を求める。参加資格申請書類を9月17日〜10月15日、提案書を11月11〜15日に受け付け、12月下旬に優秀提案者を決定、通知する。
 参加資格は単体または複数の企業で構成されるグループ。応募企業やグループの代表企業は、過去10年間に国内外でおおむね1f以上の都市開発事業に事業者として参加した実績などが条件となる。

〜実現性のあるプランニングやデザインを〜

 まちのプランニング・デザインでは、開発コンセプトや周辺地域との連携・波及効果、土地利用ゾーニング、導入する都市機能、道路整備計画、景観形成、万博の理念を継承するまちづくりなどの提案を求める。
 実現性については、まちの管理運営体制や都市機能の内容、建築物の規模、事業スケジュールなどの提案を求める。この他、任意提案として大屋根リングや静けさの森の残置・利活用についての提案も受け付ける。
 所在地は大阪市此花区夢洲中1ノ1ノ20他。用途地域は商業地域(建ぺい率80%、指定容積率400%)。対象地南側の夢洲第3期開発区域(約32f)を含めた提案も可能とするが、優秀提案の選定では評価の対象外となる。
 府・市は優秀提案を踏まえ、2025年3月にマスタープランを策定、25年度後半から開発事業者を公募型プロポーザルで募集する。今回の民間提案の優秀提案者には、開発事業者募集の事業計画提案審査時に加点するなどの優遇措置を検討している。
 27年度ごろに土地を引き渡す予定。土地利用形態については、売却または貸付を提案者が選択するとしている。

〜マスタープラン策定に向けた支援業務も公告〜

 大阪都市計画局は、優秀提案者選定後マスタープランを策定するに当たり、まちづくり方針策定支援業務の一般競争入札も別途公告している。入札書を9月24〜25日に受け付け、26日に開札するとしている。
 ※図は建通新聞電子版に掲載中

提供:建通新聞社