建設新聞社
2024/09/11
【東北・秋田】日建設計CMを特定/秋田市卸売市場の要求水準書アドバイザリー
秋田市は、卸売市場を設計施工一括発注方式(DB)で改築するとし、要求水準書などのアドバイザリー業務を委託するため公募型プロポーザルを実施。日建設計コンストラクション・マネジメントを特定した。
要求水準書案の作成、事業の前提条件の整理に係る支援、VFMの算定、事業者選定基準の作成などを2026年1月9日までの期限で行う。
基本計画によると、改築後の市場の総面積は2万2133平方b。花き棟を除く主な施設の延べ面積は青果棟8418平方b、水産棟7298平方b、管理棟3360平方b、物流センター棟1065平方b。各施設ともS造の計画。
花き棟以外の施設は25年5月に事業者公募を開始、11月に選定する。設計を経て27年度から工事に入り、29年11月の建設完了、30年5月の旧施設解体完了を目指す。施工地は秋田市外旭川待合28地内。基本計画は地域計画建築研究所。
花き棟を含む建設費は、設計費、工事監理費合わせ82億9634万2000円。解体費は設計費、工事監理費、外構費含め25億5011万9000円を試算している。
花き棟設計は松橋設計を特定
また、秋田市は、現地改築する卸売市場のうち、通常の公共工事として先行改築する花き棟の基本・実施設計を委託するため、公募型プロポーザルを実施。松橋設計を特定した。
花き棟は温度管理のため棟全体を密閉型とし卸売場、仲卸売場、冷蔵スペース、仲卸買荷保管所、事務室などで構成。庇下の積込場を含み、S造2600平方b程度を想定している。履行期限は2025年3月21日まで。
想定工事費は約6億5700万円。同年第1四半期に発注し、7月から26年9月にかけ工事する予定としている。
提供:建設新聞社