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　１級建築施工管理技士の一次試験の合格者がこのほど発表され、日建学院福井校に通う福井工業大学の学生たちが抜群の成績を収めている。
　１５人が受験し、このうち１３人が合格した（合格率は８６％）。全国平均の３６・２％からは、驚異的な数字だ。若さを生かして猛勉強し、日建学院福井校もサポート力を発揮した成果だ。
　法改正され、今回から１９歳以上が受験可能となった（２０２１年度から新設の技士補は一次合格で取得可能）。変化を常にチャンスと捉える、同校の積極的な姿勢が、ここにも現れた。
　学生が資格試験に興味関心を抱き、本気になって取り組む社会的な意義は、大変に大きい。今後の就活にむけては、有資格者として、迷わずに建設業へ。定着し、将来にわたり活躍し続ける可能性が高まることとなる。
　建設業にとっても、有望な若手の人材確保につながり、大歓迎だ。
　学生の立場から考えると。一般教養から専門科目へと、勉強の内容が高度化する。ゼミの研究が始まり、卒論も仕上げねばいけない。クラブ活動や、バイトにも時間が取られる等々。実は、社会人なみに忙しいが、勉強時間を捻出し、資格を取得している。若いから、だけでは決してない。人一倍の努力を重ねたから、こその栄冠だ。
　今後は、企業側もインターンシップ等で、就活に有効な資格取得の呼び掛けが求められる。