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　美波町、牟岐町、海陽町の３町で構成する海部郡衛生処理事務組合（牟岐町）は、「次期ごみ処理施設建設事業」に係る公募型プロポーザルを実施した結果、優先交渉権者に虹技（兵庫県姫路市）を特定した。11月下旬に仮契約、２０２５年４月上旬に本契約を締結する。契約期間は25年４月上旬から28年３月31日までを予定している。
　同社の技術提案は要求水準書を満たし、余熱回収設備に温水発生器を使用しており、施設が災害時の一時避難場所となった場合に避難者へ温水提供が可能であることや、３６５日対応の運転支援体制などが評価された。総事業費は60〜65億円を想定している。
　事業は、老朽化した「海部美化センター」に代わる新施設の建設を目的とする。処理能力は１日当たり８〜12時間稼働で20�d。処理方式は現行と同じストーカ式。付属施設として年間約40�dのペットボトルやプラスチックなどを圧縮し、保管するためのストックヤードも新築する。所在地は大字内妻字白木１３９ノ１。
　プロポへの応募者は２者で、同社は１００点満点中74・82点を獲得し、次点の66・17点を上回った。同社は価格要素の配点40点に対し満点、技術要素の配点60点のうち34・82点だった。
　新施設は現管理棟・鉄筋コンクリート造２階建て延べ５１３平方�bなどを解体した跡地に建設予定で、今月末に解体工事を別途発注する。解体設計は平島弘之プラスチーム二十八（徳島市）が担当した。

提供：建通新聞社