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建設新聞社
2024/09/10

【東北・福島】郡山市SIC隣接地に物流拠点集積パークを共同開発

 物流不動産のプロロジス(東京都千代田区丸の内2の7の3、山田御酒代表取締役会長兼CEO)とフクダ・アンド・パートナーズ(同日本橋小網町7の2、福田哲也代表取締役社長)は、共同事業で福島県郡山市の東北自道車道郡山中央スマートIC隣接地に物流拠点集積パークを整備する。プロロジスがマルチテナント型物流施設を複数棟開発するとともに、隣接区画にフクダ・アンド・パートナーズが物流施設「福島郡山LLタウン棟」および併設する「福島郡山未来共創センター」を設ける。
 計画地は、2019年に供用した同ICの西側に当たる郡山市大槻町中ノ平地内の約13・8fで、県道郡山矢吹線を境に南北に分かれている。プロジェクトマネジメントと設計はフクダ・アンド・パートナーズ。造成開発工事は西松建設が担当し、第1期が12月、第2期が25年9月の完成を予定している。
 初弾施設としてフクダ・アンド・パートナーズが「福島郡山LLタウン棟」に着工した。施設規模はS造2階建て、延べ9573・52平方bで25年8月末の完成を予定。設計はフクダ・アンド・パートナーズ、施工は西松建設が担当する。
 後続施設として、プロロジスが物流施設「プロロジスパーク郡山1」の計画を明らかにしている。S造2階建て、延べ4万1078・11平方bの大規模倉庫で、設計はフクダ・アンド・パートナーズが担当した。着工は11月で完成は26年3月末を予定している。
 隣接地には水素ステーションの誘致なども目指す。
 なお「福島郡山未来共創センター」は、平常時と災害時で機能が変わる防災型リバーシブルビル。電気の3次バックアップシステムと防災食料、組立仮設トイレを備蓄する。また開発区域内にはヘリポートにもなる防災公園を設け、県や郡山市と連携した地域避難拠点・広域防災連携拠点として機能する予定。さらに、各施設には高炉セメントや電炉鋼材を採用してCO2削減を図る。太陽光パネルなど再生可能エネルギーの活用によって、福島県沿岸部との広域防災連携も見据える。

 提供:建設新聞社