白山市は、倉光4丁目地内にある松任総合運動公園体育館について、個別空調化改修事業を前倒しして実施する。9月補正予算案に3440万円を計上するとともに、2025年度の債務負担行為として限度額7億3000万円を設定した。
同体育館の施設規模はRC造4階建て延べ3478平方メートル。計画によると、メインアリーナを対象に全館空調システムを見直し、個別空調へ改修する。
同体育館では6月、空調の熱源となる冷温水発生機2台のうち、1台が老朽化によって故障した。有事の際、同体育館は広域避難所として運用するため、来年度から予定していた個別空調化を前倒すことにした。スポーツ施設としての機能充実も図り、利用者の安全性や快適性を向上させる。高圧受変電設備等の改修に伴う実施設計は中島設備事務所が担当。
なお、和室や集会室といった文化室については、先行して個別空調化が完了している。