羽生市は井泉小学校との統合に伴って閉校する三田ケ谷小・村君小の利活用に当たって、民間事業者への売却または賃貸を行う形を基本路線に検討する。まずは地域意向の把握に努め、12月をめどに学校ごとの個別計画を策定。年度内を民間事業者による利活用の方向性検討、公募条件整理などの期間に充てた後、25年度に事業者の公募を開始する流れを見据える。
2校は井泉小と集約する形で25年3月に閉校する見通し。地域の意向に配慮しつつ、市のまちづくりとも整合する形で跡地活用を図る。2校ともに市街化調整区域内に位置することから、用途は限定的となる見込み。
三田ケ谷小は主に延べ床面積2597uの校舎と同750uの体育館で構成。付帯施設として屋外トイレ、物置、体育小屋、プール付属施設などが立地している。竣工は校舎が1978年、体育館は82年となる。
村君小は▽校舎(延べ床面積1733u)▽体育館(同495u)▽物置▽屋外トイレ▽プレイルーム▽石油貯蔵庫▽プール付属施設――で構成。校舎が81年、体育館は73年に竣工した。
提供:埼玉建設新聞