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秋田建設工業新聞社
2024/09/09

【秋田】大仙市屋内遊び場施設の新設/DBOの場合は1月めどに公告予定

 大仙市子ども政策課は、神岡B&G海洋センター跡地に建設予定の屋内遊び場施設新設に関し、実施方式(DBO方式または従来方式)を12月議会に提示する。市はサウンディング型市場調査の結果を踏まえ、DBO方式(設計・施工・運営)の方がサービス水準の向上や事業費削減の効果があると考えている。DBO方式の場合は7年1月に公告し、5月または6月に事業者を選定する見通し。このうち建設については、参加要件を地元企業とする予定。

 事業は、子育て中の保護者などからの要望を受け、「親子で一緒に楽しめる遊び場」をコンセプトに計画。交通の利便性や駐車場確保といった要件から、神岡中央公園内の神岡B&G海洋センターを7年度に解体し、跡地に新設する。基本設計・実施設計を8年度始め頃までにまとめ、8・9年度の2カ年で本体を建設、9年度中のオープンを目指す。

 6日に公表された基本計画によると、遊び場施設は施設面積1,300uで計画しており、◇遊戯・学習・子育て支援機能960u(大遊戯場〔3歳〜小学生向け〕800u、小遊戯場〔0〜2歳児向け〕70u、視聴覚コーナー20u、絵本コーナー20u、多目的室50u)◇休憩機能110u(ラウンジ35u、トイレ50u、授乳室25u)◇管理機能230u(事務室、エントランス、倉庫、機械室など)を整備予定。

 また、「子育ての援助を受けたい人(依頼会員)」と「援助を行いたい人(提供会員)」をマッチングするファミリー・サポート・センターを施設内に設置し、子どもの送迎や預かりなどを支援する。

 類似施設の直近の平均工事単価・積算基準単価に施設面積を乗じて単純計算した結果、概算事業費は約11億円と試算。このうち工事費(本体工事、大型複合遊具整備、外構工事)は9億5,242万2,000円を見込んでいる。DBO方式と従来方式を比較した結果、DBO方式の場合は事業費を8,113万1,000円削減できると試算している。


提供:秋田建設工業新聞社