県土整備部は、24年度土木公共事業の繰越額63億2400万円をまとめた。「9月補正」に繰り越し明許を要求し、議決後、早ければ10月から翌債工事として発注する。繰り越し工事の早期執行で「発注の平準化」につなげる狙い。
近年、同部は年度内完成が見込めなくなった事業を早い段階で見極め。「9月補正」で予算措置すれば、早いものでは10月内からの発注が可能になる。
今回、繰り越し要求する主な事業には、建設災害復旧費5億8400万円ほか、国道179号・はわいバイパス2億5000万円、国道180号・福長〜菅沢工区の鋼橋2億7500万円、両三柳中央線・両三柳工区2億円、千代川改修・智頭6800万円などを盛り込んだ。
一般公共の事業別では▼道路橋りょう事業42億9200万円▼街路事業4億2500万円▼河川事業1億3400万円▼砂防事業4億円▼災害公共5億8400万円など。
これら事業は、通常の補正と合わせ、13日開会の9月定例県議会に提案される。
日刊建設工業新聞