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北海道建設新聞社
2024/09/09

【北海道】小樽市の新総合体育館整備/25年1月上旬に公告

 【小樽】小樽市は、新総合体育館整備の業者選定に向け、実施方針と要求水準書の案を公表した。デザインビルド(DB)方式を採用し、設計者と施工者で構成する共同体を対象とする。いずれも1社以上は寒冷地での実績を求める方針。2025年1月上旬に公告し、4月上旬まで参加表明書、6月上旬まで入札書と提案書を受け付ける。ヒアリングを経て9月上旬に落札者を決定する。
 総合体育館は、花園5丁目2の4の旧緑小跡地に移転新築する計画。延べ約1万200uとし、市では初のDB方式を採用する。事業者募集に当たって参加要件などを示した実施方針と、施設の必要な規模や機能を記載した要求水準書を選定委員会でまとめている。
 設計者は建築設計の資格を有することが条件。1社以上が延べ4000u以上の体育館か屋内スポーツ施設、25m以上の屋内温水プール施設の基本・実施設計や、寒冷地での設計業務の実績を求める。
 施工者は市の指名競争参加資格を持ち、1社以上が寒冷地で延べ1000u以上の体育館や屋内スポーツ施設の元請けでの実績を要件とする。また、1社以上が市内に本店を有する必要があるとした。
 総事業費は解体なども含め約94億円をみている。12月の定例市議会に債務負担行為を設定する補正予算案を提出する予定。
 9日午後3時から現地で説明会を開く。20日まで質問や意見を受け付け、個別対話にも応じる。市民からの意見などを踏まえて実施方針と要求水準書を決定する。
 本体と仮駐車場は29年2月末、既存体育館の解体などは30年3月末の完了を見込む。