トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2024/09/09

【石川】その1、2は月内公告へ/金沢市旧美大キャンパス解体/全3ブロック/工期設定を見直し

 金沢市は、小立野5丁目地内「旧金沢美術工芸大学解体工事(その1)」と、「同解体工事(その2)」(ともに制約付き一般競争入札案件)について、今月内に入札を公告する構えだ。
 旧美大キャンパスの解体工事は、全体を3ブロックに分け、今回発注される(その1)及び(その2)に加え、(その3)は第3四半期中に公告予定で、いずれも議会請負承認案件となっている。
 解体対象建築物については、▽本館棟RC造4階建て延べ9080・63平方メートル(竣工/1972年9月)▽図書館棟RC造一部S造3階建て延べ2224・83平方メートル(同〈2000年3月に一部増築〉)▽体育館棟RC造一部S造3階建て延べ3904・31平方メートル(1972年9月)▽大学院棟RC造3階建て延べ3366・85平方メートル(80年4月)▽研究所棟RC造4階建て延べ3364・70平方メートル(86年9月)▽ホール棟SRC造一部地下1階付2階建て延べ1331・01平方メートル(同)▽工芸実習棟RC造3階建て延べ3610・19平方メートル(92年10月)−などで、総延べ床面積2万7953・21平方メートル。場所は小立野5丁目11番1号、敷地全体面積は5万4839・45平方メートル。
 令和6年能登半島地震に伴う被災家屋の公費解体が本格化する中、市では旧美大施設群の解体を担う業者が安全、かつ確実に工事を進めていけるよう、当初は540日間だった工期を見直しし、設定変更後、その1、3は600日間、その2は360日間に改めた。
 今年度当初予算には旧金沢美大跡地整備事業費として総額21億1220万円(うち現計3億220万円、債務負担18億1000万円)を盛り込んでいる。
 なお、金沢大学は市に対し、美大跡地の取得意向を示すとともに、これまでに『宝町・鶴間新キャンパス(仮称)整備基本計画』を策定した。
 解体実施設計は土倉建築事務所が担当。

hokuriku