トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2024/09/06

【群馬】相馬原地区の水路改修工を月内に発注

県中部農業事務所渋川農村整備センターは、県営障害防止対策事業相馬原地区として行う堂の入沢の水路改修工事を月内に指名競争入札で発注する。設計は黒岩測量設計事務所(前橋市)が手掛けた。また、月内には3件の設計や調査などの業務を指名競争で委託する予定としている。2024年度当初予算で相馬原地区の事業費として1億4825万2000円を確保している。
今回発注する水路改修は、管路工がメイン。老朽管の布設替えとして榛東村上野原地先で塩化ビニル管φ200oを使用し、延長279mを整備する。また、長岡地先での付帯工事も予定している。工期は約6カ月を見込んでいる。
月内に指名競争を行う業務は、自害沢用水路および榛名幹線水路の測量などと、貯水池の堤体安定性検証の3件となる。
自害沢用水路の測量調査設計は、既設水路の改修に向けた路線の測量を延長210mで行うほか、水路トンネル延長110mの改修設計を予定している。
榛名幹線水路では、0・25haの範囲で工事実施に必要となる用地測量を行う。
堤体の安定性検証については、相馬原地区の4カ所の貯水池が対象となる。
2024年度はこれまでに、同地区の山子田配水路と大宮配水路の実施設計や測量などを藤和航測(前橋市)が受託して業務を進めている。山子田配水路は、水管橋の実施設計と河川の測量を延長200mで実施。水管橋は管径φ250oで、スパン長は現地条件を踏まえ左右するが延長10〜15m程度となる見込み。大宮配水路は、延長400mの路線測量と用地測量1・9haを行う。工事は26年度以降の発注となる見込み。
榛名山麓南東斜面に広がる相馬原地区では、相馬原演習場に係わる用水補償工事を1955年か行っており、第1次計画から第3次計画までは主に既存ため池に係る用水対策を行い、第4次計画では貯水池の新設などを行ってきた。2005年からは第5次計画としてそれらの施設の老朽化に伴う改修工事を行っている。