米原市は、既設ポンプ関連施設の機能低下を受け池下地先において井戸や揚水ポンプ場を含めた揚水機場の新設と送水管路の新設・更新を計画している。24年度は23年度委託済の井戸調査業務を完了させ新井戸他一式の設置工事に係る実施設計業務を10月下旬までの期間で委託済み。今後、事業費措置等が順調にいけば早ければ24年度11〜12月にも初弾として鑿井工事を発注・着工し年度内をメドに完了させ、25年度にもポンプ施設整備工事や場内外構工事等を発注・完了させたい考えだ。
24年度湖北エンジニアリング米原営業所(米原市)に委託した(7月25日開札済)「池下地区新設井戸設計業務」では、農業水路長寿命化事業(池下地区)の新設井戸工事に必要な設計と、池下地先に新たに設置する揚水機場1ヵ所と送水管路延長30bの実施設計業務および455平方b規模の現地測量を行う。委託期間は10月25日まで。
揚水機場は揚水ポンプ(水中ポンプ・直径150_)およびポンプ井で構成を想定している。送水管路30bの実施設計も行うが、23年度発注し甲西測量米原営業所(米原市)に委託し7月末完了した井戸調査業務における揚水試験結果によって、計画するポンプ・管路の口径が増減した場合は変更の対象とする。
池下地区では2ヵ所のポンプ場施設が設置されており既設送水管によって周辺地区に送水を行っているが、老朽化等によって性能低下がみられ1ヵ所はほぼ機能していない状態。市では地元要望等によって揚水機場1ヵ所を新設し、機能を補う計画。24年度委託の実施設計を10月にも完了させ順調に行けば24年度後半にも初弾の鑿井工事を発注・着工、25年度のポンプ施設整備や外構工事の施工を目指す。
提供:滋賀産業新聞