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　高知市は９月２日、一般会計に６億９２００万円を増額する９月補正予算案をまとめた。建設関連では、老朽化したわんぱーくこうちアニマルギャラリーの空調設備、公衆無線ＬＡＮ環境整備事業、住宅耐震化推進事業、コンクリートブロック塀など撤去への住宅塀改修推進事業費補助金、潮江小学校など雨漏り改修、豪雨災害により被災した農道などの災害復旧などを盛り込んだ。
　建設関係の主な補正を見ると、旧耐震基準で建設された住宅の耐震化推進事業費に４億６４５７万円を増額し、木造住宅耐震診断士派遣委託２３０件分、住宅耐震計画作成補助・住宅耐震改修補助３２５件分の費用に充てる。避難路や防災安全性を確保するため倒壊の危険性が高いコンクリートブロック塀などを撤去する住宅塀改修推進事業費補助金に４５１万円を増額する。
　老朽化により使用不能となっているわんぱーくこうちアニマルギャラリーの空調設備を更新する施設整備事業費に３９００万円を計上する。潮江小学校（中舎）と長浜小学校（南舎）で屋上防水の劣化により雨漏りが発生しているため改修する施設整備事業費に５４００万円を増額する。２０２５年４月から開催される大阪・関西万博を契機とした観光客への受け入れ体制を充実させるため、主な周遊ルートとなる帯屋町アーケードなどの中心商店街に無料公衆無線ＬＡＮ環境を整備する事業費に１８００万円を盛り込む。
　また、４月から６月にかけて発生した豪雨により被災した針木北２丁目など21カ所の復旧に７０２万円を増額、擁壁が崩落した潮江墓地区画の復旧費に８００万円を確保する。
　この他、介護施設スプリンクラー設備整備事業費補助金に５９９万円、西部健康福祉センターの電話設備を更新する整備事業費に２００万円を計上する。
　同予算案を審議する市議会９月定例会の会期は９月９日から30日まで。

提供：建通新聞社