宇和島市は、応札者無しで2度不調となっていた新伊達博物館の建設工事費について、9月補正予算案に債務負担行為を再設定した。限度額は当初から6億円増え53億9000万円。内訳は、建設工事に45億円、工事監理に9000万円、展示製作に8億円。期間は2024年度から25年度までとなっている。変更が認められれば、10月にも一般競争入札を公告する。
市は、不調の要因として挙げていた建設費の高騰の影響などを踏まえ、最新の単価などに基づき積算をし直した。
新伊達博物館の規模は、博物館棟が鉄筋コンクリート・鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)2階建て延べ4363平方b。付属棟は鉄筋コンクリート一部鉄骨造平屋175平方b。設計は隈研吾建築都市設計事務所(東京都港区)が担当。
建設地は天赦公園内西側の天赦公園101ノ1他。
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建通新聞社