滋賀県長浜土木事務所木之本支所は、管内の西阿閉東物部線の高月町西柳野地先において経年劣化により老朽化し、機能低下している消雪設備の更新整備を行う。24年度は詳細設計を委託済みで順調にいけば年度内にも消雪施設設計をまとめた後は、消雪施設更新を要する他の路線と比較検討し優先度の高い路線については事業費が確保できれば25年度にも消雪施設の更新整備について初弾工事を発注したい考えだが、西阿閉東物部線の消雪施設については整備年度は決まっていない。着工年度が決まれば2〜3ヵ年で整備を進め完了させたい考えだ。
24年度にアーステック(長浜市)に委託(8月8日開札)した「西阿閉東物部線他補助雪寒対策設計業務」では、西阿閉東物部線の長浜市高月町西柳野地先に整備されており経年劣化により機能低下しているL538b規模の消雪散水装置(地下水)の更新設計と、同線の道路側溝工L172b規模についての詳細設計を行う。消雪散水設備設計では散水面積(道路幅員×延長)や必要水量の算定を行い、消雪範囲、全体必要水量、取水ポンプ、配管系統、ノズル形式なども検討・決定する。委託期間は156日間。
現地の既存の消雪施設は、長浜市高月町西柳野地先の西阿閉東物部線・西柳野高月線上の幅員6bのアスファルト道路に87年に整備されている(施工・山さく泉)。消雪施設延長は538b(口径150〜50_)、送水管は延長15・7b(口径150_)、散水管材質はSGP。散水ポンプは荏原製作所製。
24年度委託した消雪施設詳細設計は25年2月にもまとめ、事業費が措置出来れば早期に工事発注し着工、2〜3年度での整備完了を目指す。
提供:滋賀産業新聞