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　小松市は、末広町地内にある末広体育館（義経アリーナ）の改修について、１０月にも公告する方向で準備を進めている。建築や機械設備、電気設備の３分割により、一般競争で発注する方針だ。１２月議会での請負契約承認を目指す。
　同体育館の施設規模はＲＣ造（屋根Ｓトラス造）３階建て延べ６４０９平方メートル。計画によると、経年劣化に対応するため、アリーナ床の全面改修やエントランス内装改修、建具改修、屋根防水補修、受変電設備更新、非常用発電設備更新、給排水設備更新、照明のＬＥＤ化といったリニューアル整備を行う。
　さらにアリーナに空調設備を新設し、熱中症対策など避難所としての機能強化や利用者の安全性・利便性を向上させ、プロスポーツや全国大会などを誘致できる仕様にする。実施設計は建築・設備ともに山崎設備設計（小松市）が担当。来年１２月の完成、２０２６年１月の供用を目指す。当初予算に２億４４０５万円を計上するとともに、２５年度の債務負担行為として限度額３億６４００万円を設定した。
　小松運動公園のシンボルである同体育館は、１９６３（昭和３８）年に建設され、築後６０年が経過している。２０１２年度に耐震改修工事として屋根のＳ構造部の補強などのほか、今年度にアリーナ照明のＬＥＤ化工事を行っているが、設備面を含めて全体的に老朽化が進んでいる。