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建通新聞社
2024/09/05

【大阪】モノレール延伸 補正で債務負担を増額

 大阪府は、大阪モノレール延伸事業に係る債務負担行為を再設定する2024年度一般会計補正予算(第2号)を9月19日に開会する9月定例議会に上程する。事業費増額や開業目標の延長などについて、府の建設事業評価審議会で「事業継続が妥当」と判断されたことから、新たに設定した開業目標の33年度に向け、本年度に必要な工事を発注する。
 債務負担行為の限度額を149億8206万円から180億4793万円に増額。期間を28年度から30年度に延長する。予算が承認されれば本年度は、支柱建設工事や鋼軌道桁の建設工事などを追加発注する。
 大阪モノレール延伸事業は、現在の大阪モノレールの終点となる門真市駅から近畿自動車道に沿って東大阪方面に約8・9`延伸する計画。松生町駅と門真南駅、鴻池新田駅、荒本駅、瓜生堂駅(いずれも仮称)の5駅を新たに設けるとしている。

〜新モビリティ推進にも工事費など〜

 9月議会に上程する補正予算にはこの他、新技術を活用した自動運転バスの導入に向けた走行試験を実施する新モビリティ推進事業に6586万円を盛る。内訳は走行試験経費に4995万円、環境整備工事費に1591万円となる。
 新モビリティは南河内地域を先導的モデルとした導入を検討する。道路環境整備工事として、万博閉幕直後からのテスト走行に必要な区画線整備や3Dマップの作成などを予定している。
 ※写真は建通新聞電子版に掲載中

提供:建通新聞社