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10月〜11月に一般競争で公告予定
　高山村は、９月３日開会の村議会９月定例会で、村民公民館の大規模改修工事費５億5000万円を盛り込んだ９月補正予算案などを上程した。同工事は予算可決後、10月下旬〜11月上旬ごろに一般競争入札で公告する見通しだ。
　村民公民館の大規模改修事業は、館内の１〜３階部分と外部の補強改修を行うもの。計画では、１階の本に向き合えるスペースを拡充させるほか、蔵書スペースの窓側を学習スペースとして使えるよう改修を予定。１階ロビーの全体を木目調に改装するほか、電子掲示板の設置を検討している。
　２階部分は照明のＬＥＤ化と天井・壁・床の改修を予定。３階は天井や床、間仕切りの改修を行い多目的ホールとして利用を計画するほか、ステージを拡張し、音響機器や照明器具の更新も予定する。外観部分では、構造耐力工事として外付けブレース工法で補強する。合わせて省エネ仕様の空調設備に更新する方針。
　大規模改修と合わせ、別工事としてエレベーターと自動ドアの改修も計画。そのため９月補正予算案には、公民館の大規模改修工事費と別工事（エレベーターと自動ドア改修）を合わせた工事請負費として５億5000万円、設計委託料1419万円を計上した。設計は宮本忠長建築設計事務所（長野市）が担当している。　
　同施設は1978（昭和53）年築造で、ＲＣ造３階建て、延べ面積1709.67�uの規模。
　
９月補正案で一般会計６億9553万を追加
　2024年度一般会計補正予算（第２号）案は、歳入歳出それぞれに６億9553万円を追加。議決されれば当初からの予算総額は53億0590万円となる。
　建設関連では、公民館施設改修工事請負費のほか、蕨温泉ふれあいの湯周辺整備に係る設計委託料220万円、一茶ゆかりの里施設改修工事請負費74万円―など。
　蕨温泉ふれあいの湯の周辺整備設計委託は、周辺整備に係る基本構想策定に向け、業務を委託するもの。
　一茶ゆかりの里施設改修は、書類保管室のエアコンが故障したことから、修繕を行う。

提供：新建新聞社