秩父市は、市立病院建て替えに関する基本構想策定に向けた公募型プロポーザルを行い、優先交渉権者を医療開発研究所に決めた。2025年3月末までが委託期間。
老朽化が進む現在の市立病院が中核病院といて医療体制を維持できるよう、新市立病院建て替えに向けた基本構想を策定するもの。
現在の課題検証や分析、新病院の基本方針、建設候補地の選定方針策定、敷地面積や建物規模の設定などに取り組むこととなる。
同病院は、南館は建設から40年以上、本館も30年以上が経過しており、施設・設備の老朽化が著しく進んでいる。秩父地域の中核病院として、地域で求められる医療体制に柔軟に対応できる病院機能を将来にわたって維持していくため、建て替えが喫緊の課題となっている。
現在の市立病院は、RC造4階建て、建築面積3786・13u、延べ床面積はその他施設を含むと1万566・67uの規模で、敷地面積が1万29・61u。
本館が1991年3月竣工で元施工は熊谷組と守屋組、南館は81年10月に竣工し、佐藤工業と守屋組。また、南館増築棟は2001年2月に竣工した。守屋組が元施工となっている。
提供:埼玉建設新聞