南魚沼市は2日、公募型プロポーザル「新ごみ処理施設整備に係る事業者選定等支援業務委託」(島新田764番地ほか)について、最優秀提案者にエイト日本技術開発を特定したと発表した。
プロポには3者が参加。講評によると、同社の提案は市が抱える課題として提示されたテーマの1つである「新施設供用開始までの工期短縮に向けた課題と解決法」および工程表において、適格性・独創性・実現性の3点が高く評価された。
新ごみ処理施設整備・運営事業を実施するにあたり、新施設の整備および運営を行う事業者の選定手続きへの総合的な支援を行うことを目的に、PFI法に準じて実施する。新施設は処理方式をストーカ式、施設規模(能力)約86トン/日(2炉)、敷地面積は約1万平方メートルとする。業務内容は事業者選定アドバイザリー(募集・選定方法等検討、実施方針作成・公表、特定事業の選定・公表、事業者募集書類作成、事業者募集・評価・選定・公表などに係る支援)、事業者選定委員会の運営支援、建設予定地に残る旧し尿処理場の解体に係る仕様書作成など。見積限度額は3976万5000円(税込み)。期間は2027年3月31日までとなっている。
現可燃ごみ処理施設は老朽化による突発的な故障が発生し、整備修繕費用の負担が増加していることから、南魚沼市環境衛生センター敷地内に新たな施設を整備する。事業方式はDBO方式を軸に検討中。
循環型社会形成推進地域計画策定は環境デザイン設計事務所、基本計画策定はパシフィックコンサルタンツ、基本設計はオオバ(東京都千代田区)が担当。