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建通新聞社(中部)
2024/09/04

【愛知】新城市 新病院建設基本構想・計画プロポで

 新城市は、市民病院を移転新築する基本構想・基本計画策定業務に着手する。業務委託に伴う公募型プロポーザル手続きを早ければ10月に開始する。現段階で移転候補地は未定。構想・計画の中で建物の規模や病床数などの協議を進めていく。
 現在の市民病院の規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造8階地下1階建て延べ2万3852平方b。敷地面積は1万1979平方b。病棟は6棟で病床が199床。所在地は北畑32ノ1。1982年から96年までに整備された。
 今後、2025年度中に基本構想、26年度中に基本計画をそれぞれ策定し順調にいけば27年度基本設計に着手。28年の度実施設計を経て、29年度から工事を行う。新病院建設後、現在の病院は解体する。
 市は9月補正予算案に新病院建設基本構想・基本策定支援業務に関する25〜26年度の債務負担行為補正として、3500万円の限度額を設定した。
 施設・整備の老朽化が進行していることから行った「新城市民病院あり方検討会」では「現地建て替え」「既存施設の改修」「移転新築」の3案について協議。建築的な視点や医療的な視点などから全会一致で「移転新築案」を採用するべきと結論付けた。
 同会の報告書で想定している規模が、新病院は3病棟で構成。総延べ約1万3500平方b。病床数の合計は150床。必要な敷地面積は1万8000平方bとしている。駐車場の収容台数は400台を見込む。工期は約2年。土地取得費や外構工事、医療機器整備費を除いた事業費は約100億円(見込み)と試算した。
 これを踏まえ、24年度に市民病院の移転新築案に関する政策決定に向けたパブリックコメントを実施した結果、移転新築への賛同の声が多く上がった。


提供:建通新聞社