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滋賀産業新聞
2024/09/04

【滋賀】近江八幡市 市民広場整備の基本計画策定へ

 近江八幡市は、市民広場整備基本計画の策定業務に乗り出す。2020年(令和2年)3月に策定した「近江八幡市庁舎整備基本計画(市民広場は市役所北向かいの病院跡地〔敷地面積約9780平方b〕に整備)」や市民アンケートなど、これまでの市民広場に関する検討状況や市民要望等を踏まえたうえで、市民広場の整備に必要な基本計画を策定するもの。また、同計画の策定とともに、民間活力を導入する場合の具体的な事業スキームを検討し、民間事業者の選定等に係る支援を行う。
 市民広場候補地の現状把握(敷地の形状、高低差、起伏、既存地質調査結果、支障物件等)など計画条件を整理し、官庁街全体の課題(三明川の治水対策、駐車場の確保、市道の再整備など)の整理及び解決方法を検討する。市民意見を収集し、市民広場の規模算定や必要規模を精査。市民活動、交流の創出、環境、景観などを考慮した導入機能及び性能や、防災活動空間としての検討などを行う。
 民間活力導入の可能性について、事業地域のポテンシャルや課題等の概略確認をするため市場調査を実施(10社程度)。同調査を踏まえ、民間活力を導入した場合の事業スキームを検討したうえ、民間事業者の意向を確認する市場調査を実施し、同事業への参入の可能性やリスク分担などの諸条件を把握する(10社程度)。
 整備手法・概算事業費について、公設公営の場合及び民間活力を導入した場合を検討。市民広場整備スケジュールのほか必要な事業スケジュールを検討し、事業スケジュールに基づく、26年度(令和8年度)以降の企画案の検討と実現に向けた課題を整理する。
 市は公募型プロポーザルを実施した「近江八幡市市民広場整備基本計画策定業務委託」について審査の結果、パシフィックコンサルタンツ且賀事務所を優先交渉権者に選定した。応募事業者(50音順)は、パシフィックコンサルタンツ且賀事務所、三井共同建設コンサルタント且賀営業所の2者。企画提案書の提出のあった1者について審査を行った(1者は辞退)。
 委託場所は、近江八幡市桜宮町。
 委託期間は、契約締結日から26年3月31日まで。
 契約上限額は、2317万円(24年度1080万円+25年度1237万円)。

提供:滋賀産業新聞