建設新聞社
2024/09/03
【東北・宮城】仙台、松島とも竹中工務店JV/施設最適化の技術協力業務2件
東北防衛局は、自衛隊施設の最適化事業としてECI方式による「仙台(6)施設最適化総合設計に係る技術協力業務」「松島(6)同」の公募型プロポーザルを行い、ともに2日付で竹中工務店・竹中土木・佐藤工業・阿部和工務店・中城建設・小野良組JVと契約した。契約金額は仙台が8492万円(税込み)、松島が4499万円(同)となっている。
いずれも先行発注した最適化総合設計に対して、施工上の観点から技術協力を行うもの。両地区とも設計は久米設計・協和コンサルタンツ・八洲建築設計事務所JVが担当する。
仙台地区は、いずれも仙台市内の仙台駐屯地と仙台病院が対象。建物の建て替えは88棟、改修は85棟。
仙台駐屯地では、延べ1000平方b以上の建物19棟、1000平方b未満の建物54棟(計約6900平方b)の建て替え。1000平方b以上の建物20棟、1000平方b未満の建物51棟(計約7700平方b)の改修に係る総合設計を行う。仙台病院は、9階建て、延べ約6500平方bの病院新設と1000平方bの建物14棟の建て替えのほか、既存病院(5階建て、延べ約6300平方b)と1000平方b未満の建物13棟の改修などを実施する。工事規模は500億円以上700億円未満を試算する。
松島地区は、松島基地(宮城県東松島市)と豊里無線中継所(同登米市)、上品山通信中継所(石巻市)が対象。建物の建て替えは63棟、改修は82棟。
松島基地では1000平方b以上の建物14棟と、1000平方b未満の建物48棟(計約4700平方b)の建て替え。1000平方b以上の建物18棟、1000平方b未満の建物63棟(計約9500平方b)の改修を実施する。工事規模は300億円以上500億円未満を試算する。
履行期間は、ともに2029年3月15日まで。
提供:建設新聞社