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日刊岩手建設工業新聞社
2024/09/03

【岩手】一関市 前堀地区に多目的グラウンド 26年7月の供用目指す

 一関市は、前堀地区に多目的グラウンドの整備を計画している。近隣に一関サッカー・ラグビー場が立地しているものの利用率が高いことなどから、スポーツも含めた環境整備を図りたい考え。今年度は測量調査設計、来年度から造成に入り、26年7月の供用を目標に置く。なお、同月から29年度までは、改築を計画している一関小の仮設グラウンドとして一時的に利用する予定で、多目的グラウンドとしての利用はその後となる。測量調査設計については、東日本コンサルタントが担当する。

 多目的グラウンドの整備計画地は、一関サッカー・ラグビー場と主要地方道一関大東線を挟んでの向かい側の辺りとなる同市中里字川原地内ほか。開発面積が1万平方b未満としている。
 施設の規模としては、多目的グラウンド8500平方b程度、トイレ敷地を含む駐車場1300平方b程度を想定する。グラウンドの広さは、サッカーやラグビーが実施できる広さで、さまざまなスポーツでの活用を構想する。

 近隣に位置する一関サッカー・ラグビー場は、2014年にオープン。人工芝グラウンドで、照明設備を備えるほか、クラブハウスなどが設けられている。オープン以来、さまざまな競技に利用され、高い利用率となっている。さらなるスポーツ環境の充実のため、多目的グラウンドの整備を計画した。

 今年度は、測量調査設計を実施。作業の細かい内容は、測量0.013平方`、設計一式、用地測量0.013平方`、用地調査等一式で、2025年3月25日までの期間で進める。
 25年度からは、造成工事に入りたい考え。26年7月から、一関小の仮設グラウンドとして利用することを目指し、作業を進めていく。

 一関小については、校舎や屋内運動場などの改築を計画。現在の校庭の位置に新施設を建設予定で、施工中は校庭を利用できなくなることから、多目的グラウンドを同校の仮設グラウンドとして一時的に利用する。
 同校の仮設グラウンドとしての利用は、29年度までを見込む。文教施設のグラウンドとして利用することから、当初段階ではクレイ舗装を施す。

 多目的グラウンドとしての利用に際して、舗装をどうするかは、種目別協会や体育協会といった関係団体との意見交換、スポーツ推進審議会の場で協議を重ねながら検討していきたいとしている。
 駐車場については砂利とする方向でいる。敷地内に整備を構想するトイレの詳細に関しても、今後検討していく。

提供:日刊岩手建設工業新聞