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建通新聞社
2024/09/03

【大阪】中之島に高さ約205bのタワマン

 関電不動産開発とエヌ・ティ・ティ都市開発、住友商事は、大阪市北区の中之島五丁目土地区画整理事業のエリア内で、地上57階建て延べ約12万9000平方b、高さ約205bとなる都心型集合住宅を建設する。土地の高度利用で街全体の活性化を図り、魅力的な建物の外観や敷地周囲の外構空間を整備して「水都大阪」のシンボルゾーンに位置付けられる中之島エリアにふさわしい景観を創出し、魅力的で安全・安心な都心居住の実現を目指す。2026年春に工事着手し、31年春の完了を目指す。
 (仮称)中之島五丁目3番地計画の規模は鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造+鉄骨造57階建て延べ約12万9000平方b。住戸約1100戸や小規模商業施設などを設ける。駐車場はタワーパーキングと自走式駐車場の2種類を計画しており、約450台が収容できるとしている。事業計画地は大阪市北区中之島5ノ3。敷地面積は約9685平方b。建設中のなにわ筋線(仮称)中之島駅がすぐ近くに新設される。
 大阪市に提出した環境影響評価方法書によると、想定する工事工程では、1年目に山留壁工事と杭・掘削工事を行い、1〜2年目にかけて基礎躯体工事を行う。2〜4年目に地上の躯体工事を行い、4年目の後半から5年目にかけて内装・外装工事などを行う計画。
 周辺土地利用との調和では、脱炭素社会の実現に向けたまちづくりとして太陽光発電設備やZEH Oriented基準の達成、EV充電器の積極導入など脱炭素化に貢献する取り組みを検討し、快適で環境に優しい建築物を目指すとしている。
 緑化計画では、敷地内のオープンスペースや建物低層部の屋上部分を積極的に緑化し、敷地南側道路沿いは土佐堀川南岸歩行者専用道路と一体的な景観となるような緑化を行う。
 同事業計画地を含む中之島5丁目地区では、土地区画整理事業が計画されており、22年6月にまちづくり協議会を設置、24年3月には地区計画が決定された。なにわ筋線新駅の立地にふさわしい都市空間として、国際競争力の強化やにぎわい創出に資する業務、商業、宿泊、居住、情報・通信機能などの複合的な機能を導入するとしている。
 ※写真は建通新聞電子版に掲載中

提供:建通新聞社