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　米子市は２０２６年度までの３カ年計画で進める史跡米子城跡「三の丸広場」（米子市久米町）の整備について、25〜26年度に着手する施工計画を示した。国の補助金が得られ次第の素案段階だが、25年度は芝張や中低木の植樹、26年度は園路や内堀の舗装が軸になる。
　８月28日の史跡米子城跡整備検討委員会での市文化振興課の説明によると、現時点で描いている25年度の整備スケジュールは▽排水路の設置（６〜７月）▽遊歩道舗装（７〜８月）▽ベンチ・東屋の設置（９月）▽フットライト、コンセントポールの設置（10月）▽車止め、柵、解説板の設置（10月）▽改良土盛土・張芝、中木植樹（11月〜26年３月）―。
　26年度は６月から９月にかけて園路・内堀の舗装を施し仕上げる予定としているが、同課は工事進捗や補助事業の優先順位の変更などによって実施工種の入れ替えや工期延長の可能性が生じることを説明した。
　三の丸広場整備は２・２�fの敷地に芝生広場や遊歩道を設ける計画で、総事業費約６億円を見込む。初年度となる24年度は敷地造成やスプリンクラーの配管・設置、米倉があったことを示す遺構表示の整備などを進める。

日刊建設工業新聞