社会福祉法人大和善隣館(小松市矢崎町)は24日、能美市湯谷町地内で計画する「湯野こども園新築工事」を指名競争で入開札する。設計は中島建築事務所(金沢市)が担当している。
建設規模はS造平屋建て1476平方メートル(建築面積1632・25平方メートル)。建設地は湯野小学校の西側隣接地(約1万平方メートル)で現在、造成工事が進められている。11月の着工、来年8月下旬の完成を予定している。
新園舎のコンセプトによると、広い計画敷地内に田んぼや菜園のほか、園庭には季節ごとの樹木や果樹を植栽し、自然と触れ合えるこども園を計画している。
市は4月、市立湯野保育園(能美市佐野町地内)の運営を大和善隣館に移管した。定員は200人。既存園舎は1977(昭和52)年に建設され、築後45年超が経過。老朽化が進んでおり、園庭なども手狭になっているという。このため、同法人が既存施設周辺で新たなこども園を建設し、子育て環境の充実を図る。